芸術としての文章は自由でいいと思いますが、ビジネスに使う文章は読みやすい状態が理想です。
「読みやすい文章」と「読みにくい文章」の差を思い浮かべてみてください。
読みにくい文章の特徴をいくつ思い浮かべられましたか?
5つ以上、思い浮かばない場合には、きっと本記事がお役に立てます。今日、読みにくい文章を卒業する第一歩を踏み出しましょう。

書籍『文章起業』の著者。ライターや編集者、著者として活動するかたわら、ビジネスに役立つ文章の知識をわかりやすく発信。「文章は立派な武器である」を合言葉に、日々文章力を磨いています。
【著書】
文章起業|書く副業|文章だけで月100万円
読みにくい文章の特徴【15つ】
グレー背景部分に読みにくい文章の特徴を、白背景部分に読みにくい文章の対処方法を示しました。
一文が長い | 一文を100字以内にとどめるよう意識し、長文になる場合は分割する。 |
初めに全体像を述べない | 最初に結論を提示し、それを補足する「逆三角形」の文章を意識する。 |
余白がなく窮屈 | ひらがなの割合を増やしたり、空行(何もない行)を使ったりする。 |
逆接が連続している | 「一方」「ですが」「しかし」「であるものの」を連続させない。 |
推測と事実が混ざっている | 推測を事実のように書かない。事実を述べる際はデータを添付する。 |
専門用語、難読文字が多い | 誰に読ませる文章なのか考え、読み手に馴染みのない言葉を使わない。 |
敬体と常体が混ざっている | 常体(ですます調)と常体(だである調)は、どちらかに統一する。 |
台詞を「」で囲んでいない | 台詞は「」で囲い、特別な意図がない場合には話し言葉を使わない。 |
読点(、)不足、使い過ぎ | 読点は文章を論理的に理解してもらうために使用し、多用はしない。 |
こそあど言葉が多い | こそあど言葉は、何を指しているのか明確に分かる状況でのみ使う。 |
一文の途中で改行している | メール作成時のような半端な位置での改行は使わない。 |
論理が飛躍している | 一段ずつ階段をのぼるよう、丁寧に読み手へ伝える。 |
三点リーダーが多い | 「……」の多用は拙い印象を与えるため、使用は最小限にとどめる。 |
本筋から脱線しがち | 「ちなみに」から始まる、無関係の話を控える。 |
ひらがな(漢字)ばかり | ひらがな(漢字)ばかりにならないよう、7:3程度を意識する。 |
書き方は良くても読みにくい文章
ここまで「書き方」に問題があり、読みにくい文章になるケースを挙げました。
しかし、書き方は良くても読みにくい文章に仕上がってしまう場合があります。
とくにWordPressのようなブログシステム、WordやPowerPointで文書資料を作成する際、以下の読みにくいケースに陥っていないか注意してください。
文字が小さすぎる | Webの場合、基本となる文字のサイズは14~16pxが適正。 |
文字が大きすぎる | タイトルや見出しは、20~28px程度が大きすぎない範囲。 |
文字色が多すぎる | 統一感を持たせて洗練された印象を与えるため、色数は三色以内に抑える。 |
文字色が薄い | 背景と同化しないよう、コントラスト(明暗差)を意識した色使いをする。 |
強調が多すぎる | 太字や赤字、マーカーなどの強調表現は「ここぞ」という場所に使用する。 |
行間・字間が狭い | 行と行の間隔、文字と文字の間隔を広げるよう設定する。 |
上記のうち「行間・字間が狭い」は、ソフト側の設定を行わなければならないケースもあり、直接改善できるほかのポイントより対応が難しいかもしれません。
その場合は「ソフト名 × 行間設定」や「ソフト名 × 字間設定」などの語句で検索してみてください。
総論
今回紹介した読みにくい文章の特徴は、筆者が編集者として文章を添削(読みやすく直す)するなかで気づいた、よくある「読みにくい文章の定番ケース」です。
読みにくい文章を卒業し、多くの人に理解される文章を書くために、本記事が参考になれば幸いです。